スプリッター迷彩「ジム・スパルタン」迷彩塗装・筆塗りのコツ

スプリッター迷彩「ジム・スパルタン」迷彩塗装・筆塗りのコツ

HGジム・スパルタン。今回は、こちらを筆塗りで迷彩塗装し、塗装方法のコツを解説します。迷彩の柄はスプリッター迷彩。破片迷彩とも言いますね。

 

巣組状態

このジム・スパルタン。装甲表面の造形が複雑なので、エアブラシでのマスキングが難しい。隙間ができてしまいます。

あと、今回の迷彩柄。スプリッター迷彩っぽい感じですが、マスキングの順序が難しいのて手を出していませんでした。
ならばと言う事で、今回は久しぶりに筆塗りでいってみます。

 

迷彩塗装の筆

昔は筆塗りばっかだったのですが、最近はエアブラシでの迷彩塗装ばかり。筆塗りは綺麗に塗るのが難しいんですよね。
ちなみに、難しいなと感じる方は筆の見直しをしてみてください。右が100均で購入した筆。ポフポフになっています。筆も消耗品ですので、定期的に買い替えですね。

今はタミヤのモデリングブラシを使っていますが、とても使いやすいしお手軽価格ですので重宝しています。この筆はポフポフにならないんですよね。
筆を変えてから、かなり楽になりました。この辺りは好みですので、肩ひじ張らない金額の筆を色々と試すのがイイと思います。

 

筆塗りで迷彩塗装

塗装1色目

それでは、まずはベースにセールカラーを塗装します。
下地となる色はエアブラシで塗装します。こちら缶スプレーでも大丈夫です。
筆塗りなら、気合と根気で塗装ですね。

次に艶消しでトップコートをします。艶消しの場合、乾燥すると表面がザラつきます。これにより、塗装の食いつきを良くして塗装って魂胆です。

エアブラシの場合、1,2時間も待てば次の工程に進めますが、筆塗りの場合、乾燥を確実に1,2日間乾燥させます。これで塗装面が硬くなり、多少ですが塗りやすくなります。

 

塗装2色目

塗装2色目です。グリーン FS34227を塗装します。複数に分けて塗装をするので、まずは1回目の塗装。
1回目の塗装は色を付けていく具合で行い、塗装面のムラは無視します。

筆塗りでうまくいかない理由は塗料の粘度です。塗料瓶から出したそのままでは濃いので塗装面が厚くなってしまいます。
塗装する際の塗料ですが、塗料8:薄め液2位が良い比率となりますが、どうしても塗料は使っている内に蒸発してしまい、比率は目安となってしまいます。
この粘度が濃すぎると塗装面が分厚くなってしまうし、薄いと色が着きませんし、下の塗装を溶かしてしまいます。

また塗料の色によっても、塗装の伸びが変わりますので、感と慣れになってしまいます。

そこで、塗料は塗料皿に取り塗料の濃さを確認しながら塗ると、塗料の伸びを確かめながら塗る事が出来ます。
皿の上で、薄め液を混ぜながら、適度な具合になる様に調整してからパーツに塗装します。なかなか掴みにくい塗料の粘度ですが、塗料皿の上で確認しながらだと、最適な粘度が掴みやすくなります。
この最適な塗料の粘度を確認しながら塗る。これが筆塗りでの大切なポイントになります。

この筆塗り迷彩塗装。注意点ですが、塗装は一気に行ってください。ペタペタと何度も塗ると下の色が溶け出すので、一気に塗ってください。
ラッカーにラッカーを塗り重ねるので、時間をかけると下地が溶けます。

乾燥したら2回目の塗装。筆ムラが出来ている部分に塗装を行い、塗装面を整えます。
何度かに分けて塗装する事で、厚塗りにならない様に塗装を行います。

 

塗装3色目

塗装3色目、4色目は同様です。
塗装3色目はオリーブドラブ (2)。
塗装4色目がカウリング色を塗装します。

カウリング色迷彩部分にメリハリを付ける感じで、黒いラインを入れていきます。ここは迷彩柄の影になる部分ですね。

 

完成

はい。ジム・スパルタンのスプリッター迷彩、完成です。

いい感じですね。ミリタリー感のあるモデルですので、迷彩塗装が映えます。

全身細部まで作りこまれた機体形状でリアル感が演出されていますね。格好いいです。
ランドセルの配管構造、ここ良く出来ていますね。こういう作りは塗り分けも綺麗に出来るので有難いです。

このジム・スパルタン。ディテールが細かいので、単色でのロービジ迷彩が映えます。設定色で塗装し、ウェザリングのパターンも格好いい具合になりますね。

頭部にはスモークディスチャージャーが付いています。ここも精密に出来たパーツですね。スケールにあった大きさです。
大抵のキットは、こりゃ大きすぎるなってのが多いんですが、このキットは精密にできています。

この機体、ヒートナイフが格好いいですね。撮影時に思ったのが、ナイフのエッジをとがらせれば良かったなあと。ここは後悔でした。

腕に装着したビームサーベルがポロポロ落ちるのが難点ですね。

武装のガトリング砲。こちら銃身が回転します。ほんと凝ってますね。この機体、なんで、こんなに本気なんでしょうね?嬉しいですけど。

この迷彩パターンですが、セールカラーとグリーンをエアブラシで塗装。オリーブドラブと黒を筆塗りとすれば、もうちょっと手早く完成できそうです。

足元に貼ったパーソナルマークのデカール。こちらウェザリングで良い具合に馴染んでくれました。

ウェザリングは以下の通りで行います。
・チッピング:シルバー
・チッピング:Mr.ウェザリングカラー ステイブラウン
・ウォッシング:Mr.ウェザリングカラー オーカーソイル
・ウォッシング:Mr.ウェザリングカラー シェイドブラウン

筆塗りでの迷彩塗装の場合、ウェザリングをお勧めします。
どうしても筆ムラとか発生しますが、ウェザリングで誤魔化せるので便利です。
ウェザリングを行えば、筆ムラがあった方が味が出ますので、失敗も無かった事に出来ます。お勧めです。

 

ガンプラ筆塗りのまとめ

迷彩塗装の筆塗り、まとめとしては、
①塗料皿で粘度を確認しながら塗る
②2回に分けて塗装。1回目は色を付ける、2回目はムラを整える。
③塗装は一気に行う
この3点です。

塗装を実施している状態は、以下をご覧ください。
迷彩塗装&スプリッター迷彩「ジム・スパルタン」筆塗りのコツ3ポイント

 

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