オリジナルなガンプラを考えた際、迷彩塗装もイイなと思いますよね。とは言え難しそうと思いがちですが、それほど難しいものではありません。また、エアブラシ塗装と筆塗りであれば、楽さで言うと筆塗りの方が楽です。と言う事で迷彩塗装の製作方法をご紹介します。
手順(迷彩を決める)
①ジャンルを考える
まずはジャンルを考えます。砂漠、森、都市、海それぞれで迷彩のパターンが異なります。
②迷彩パターンを探す
ネットなどで、塗りたい迷彩パターンを探します。大抵は実際の軍にある迷彩が参考になります。戦車、戦闘機などで検索するとが参考になります。ガンプラの場合、宇宙、陸、海、空のモビルスーツで選ぶと良いですね。
③ガンプラに合う迷彩を考える
迷彩とは背景に溶け込む色の事です。しかし、ちゃんと迷彩表現すると溶け込みすぎてしまい、せっかくのプラモデルが目立たなくなります。迷彩とは言え、メリハリが必要な訳ですね。ガンプラの場合、ちょっとしたワンポイントを迷彩に入れると良いです。グレー迷彩に茶色を入れる等。
手順(実際に作る)
①基本色を塗る
ランナーに付いた状態でベースとなる基本色を塗ってしまいます。
②ガンプラを組み立てる
基本色を塗った状態で、ガンプラを組み立てます。ゲート跡などは気にせず、そこは後で迷彩塗装してしまいます。
③迷彩部分を塗る
決定した迷彩パターンを見ながら、行います。まずは正面を塗りながら迷彩パターンの流れを考えます。この際、迷彩パターンの流れを決めておく事。横方向、斜め方向、下方向へ流れる迷彩の方向です。
④次にサイドに進む
正面を塗った際にサイド部分にも塗装がされていると思います。そこへ足すようにして、サイド部分の迷彩パターンも塗ります。
⑤後ろでまとまるように調整する
その後、後ろ部分の迷彩パターンを塗り、後ろ部分に纏まるようにして迷彩パターンを塗ります。
エアブラシで塗装する場合は、こちらも見てください。
ポイント
- ガンプラは足と肩が目立つポイントです。迷彩パターンを塗り進めていくウチに、迷彩がズレたり重なりそうな箇所が出てきます。ここは見た目が悪くなります。正面から見た肩と足(膝下)へ自分がイメージする一番の理想的な迷彩パターンで塗っておくと良いです。(このドムの場合、ポイントは足にしています)
- 慣れない内は、鉛筆で下書きをしてから塗ると良いです
- 塗りムラ、漏れはヘタに重ね塗りは辞めて、ウェザリングで誤魔かします
- 迷彩ジャンルによってウェザリング色も変わってくるので注意です。
ガンプラの迷彩について
ガンプラ迷彩の場合、フリーハンドが相性が良いと思います。1/144を考えると、ぼかしは小さめになります。エアブラシだと縮尺を考えるとぼかしが大きすぎると思うんですよね。
あと、マスキングテープを使う方法ですが、筆塗りだとどうしてもマスキングとの隙間に塗料が染みこんでしまいます。これも難儀な状態です。乾いたなと思い、ワクワクしながらマスキングテープを剥がしてショックを受けてしまいます。
とは言え、筆塗りだとムラが出来ますが、そこはウェザリングのひとつの様にして誤魔化してしまいます。
筆で塗る際ですが、曲線は丸筆が描きやすいです。平面は平筆。ドムは曲面が多いので、丸筆の場合は筆先を使います。丸に丸ですので、つい歪んてしまいますが、これはこれで曲線の味になるのでOKです。
後で修正するつもりで、勢いよくやってしまいます。
ガンプラ迷彩の塗装方法
ガンダムMk-2でウッドランド迷彩を作ってみました。筆塗りでの方法を解説していますので、塗装方法はこちらをご覧ください。塗料の粘度についても解説をしています。
迷彩塗装の塗装例はこちら
①.筆塗りで迷彩塗装
●ジェガン・エコーズ仕様「タイガーストライプ」エアブラシ&筆塗りの塗り方説明
●グフ・カスタム「砂漠と言えばチョコチップ迷彩」
●ボトムズ/スコープドッグ「筆塗りで細かい迷彩を塗ってみる」
●ドムトローペン「筆で砂漠迷彩を塗ってみる」
②.デカールで迷彩塗装
●ザクⅠ・スナイパータイプ「デカールでヘックス迷彩を作る」
●ハイゴッグ「デカールで海洋デジタル迷彩」
③.エアブラシで迷彩塗装
●ズゴックE「エアブラシで3色の迷彩塗装」
●ジオング「航空自衛隊迷彩・アグレッサー部隊」ウェザリングマスターを使ったパステルシャドウ
④.その他の便利なツール
●バンダイ「リアルタッチマーカー」の使い方
●ウェザリングマスターって、どう使えばイイの?
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