今回はカスタムを行って、旧キット・アッグのイマイチな造形をマシにしていきましょう。
あと、もうちょっと穴掘りモビルスーツとしての重機感を出していきたいと思います。
答えを先に言うと、こちらのアッグ。足を広げるだけで格好良くなるモデルです。
アッグについて
このアッグですが、戦闘用では無く工事用重機です。ジャブローの地下基地まで掘って行こうって言うモビルスーツ。特務用MSってジャンルです。
モノアイ下のレーザー・トーチで岩盤溶解。両腕部のドリルで掘削(くっさく)。両肩のカッターで上部の岩盤を掘削(くっさく)。と言った使い方です。掘った後の土はどうすんだ?って思いますが、旧ザクとかザクタンクが土砂運搬してたんですかね。
気に入らない点
このアッグ。気に入らないなって点は、この通り。
・モノアイが独立しておらず、埋没している
・合わせ目が多数残る
・しょぼいパイプが目立つ
・両腕部のドリルが重機っぽくない。これでは掘れる気がしない
・両肩のカッター、パイプが邪魔で上部の岩盤に届かないよね?
・両足が揃った状態でロボダッチ感が強い
・腕が素っ気ない
色々とありますね。では、改造していきましょう。
改造個所
両腕の加工
腕関節の隙間が気になりますね。余っているパーツを取り付けて、ちょっとは造形をマシにします。
両足の加工
股関節にダブルボールジョイントを使って関節を追加。外に広がる様にします。
モノアイ加工
埋没しているモノアイ。こちらは面積が大きいので、塗りとなると目立ちますね。ここは穴を開けてしまいましょう。ドリルで小さい穴をあけて、ニッパーで切り取り。最後にカッターやヤスリで整えます。
落石もあるでしょうし、モノアイ部分には、真鍮でガードを付けておきます。
両肩カッター
両肩のカッター、この位置だとパイプが邪魔で上部の岩盤に届きませんね。と言う事でアームを付けて延ばす機能を追加します。
ここの部分をどういう設定にしているのか分かりませんでしたが、これで正しいんじゃないかなと思います。たぶん。
ドリルのディテールアップ
両腕部のドリル。これでは掘れる気がしないですね。すぐにドリル先がダメになります。
トンネル工事用の重機、ロードヘッダのボーリングビットを参考にして作成しました。
ドリルのサイド部分には長めのカッタードリルも追加しておきます。
ボディ
このアッグですが、ボディ部分のプラが、かなり薄いです。ですので合わせ目消しをしても、後で割れてきそうな感じ。ムニュする厚みもないし。ボディ内部に足とカッターの軸があるのですが、こちらで本体の強度を維持している具合です。
アッグは穴掘れマシンですので、岩とか動かすこともあるでしょう。マニュピレーターを追加しておきます。
バックパックも加工しておきます。なんだか謎の部分があるので、こちらはカット。バーニアと付けるとします。ひょっとして排気ダクトだったのかな。まぁ、いいか。
スプリングパイプに変更
レーザートーチのパイプがしょぼいので、スプリングパイプへ変更しましょう。こちらパイプで支える仕組みになっています。スプリングパイプでは支える事が出来ないので、レーザートーチの根本を加工して、ボディへ接続できる様に加工します。
動画での解説
こちらの動画で詳細を説明しています。
塗装
重機っぽくする為に、黒と黄色の縞模様である警戒色をポイントで入れます。
となるとアッグの本体色をオレンジにすると、警戒色が映えなくなるので青色にしましょう。ガイアカラーのコンテナブルーを使います。少しくすんだ青ですので、刺々しくならずに良いかと思います。
完成
こちら、素組みの状態です。
穴掘りの重機感、ちょっとは増したかなと思います。
黒と黄色の縞模様である警戒色が、良いアクセントになっていて満足です。
素の状態でアッグを見た時、なんだこりゃ?と感じましたが、モビルスーツとして見ていたからであって、重機って観点で見ると良いデザインですね。それには、黒と黄色の縞模様が重要って事ですね。警戒色万歳です。
ちょっと両肩のカッターは上に上げすぎたかな。ちゃんと天井を削る事を考えるとこの位置が最適と思ったのですが、もう少し下げた方が見栄え良かったですね。
モノアイのガード。こちら、良いアクセントになりました。重機感が増しているので、お気に入りポイントです。
このアッグ。揃った状態の両足を広げる様にすると迫力が出ていますね。あと股関節の幅も広げているので、更に迫力が増します。ここだけの改造でも十分なキットです。
マニュピレーター。股間から手が映えていると言う、なんとも表現し辛い事になっていますが、利便性を考えると場所はココですよね。
次の作品、何を作ろうかなと悩んでいます。こういうの見たいなどありましたら、コメント頂けると助かります。
では、ご覧いただきありがとうございました。
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