プラモデル作成、エアブラシで塗装のコツ

プラモデル作成、エアブラシで塗装のコツ

テーマ

・エアブラシのコツ
・エアブラシで塗料がくしゃみのように飛び散る

 

プラモデルの塗装とは?

筆もエアブラシも同じ。塗装の本質は一定した塗装面を作り上げる事です。

一般的な塗料の希釈濃度は以下の通りです。

ラッカー塗料   1:3 (塗料:うすめ液)
エナメル塗料   1:1 (塗料:うすめ液)
水性アクリル   1:0.5 (塗料:うすめ液)

 

塗料は揮発する

とは言え、塗料は揮発しますので、濃度は変化してしまいます。ここは状況に合わせて調整していく事が大切になります。また、色により隠ぺい力も異なるので、それぞれの調整が大切となります。

・塗料メーカーの特色
・薄める前の塗料の濃さ
・塗料毎の隠蔽力
・艶消し、艶あり、メタリック
・パーツの色

これだけの要素を元に濃度を考える必要があります。となると結局は慣れと言う事ですね。数をこなして慣れていく事がもっとも近道です。

 

エアブラシに適切な塗料の濃度は?

塗料の濃度は試し吹きを行いながら、調整してください。

①エアブラシで塗装した際、表面がザラザラになった場合は濃い状態です。つや消し塗装を行いたい場合はこれでもOKですが、表面をツルツルに塗装したい場合は薄め液を足してください。

②塗装した面が隠蔽できていない場合、薄い場合が多いです。重ね塗りを行うか塗料を足します。

塗料の希釈は難しく、エア圧やボタンの加減など、人によってそれぞれです。
エアブラシで塗装を行うと早々失敗することはなく、なんとかなります。①と②を行っている内に分かってきます。恐れずに回数をこなして慣れてくださいね。エアブラシで塗装をした作品は綺麗な塗料面がとても満足するものになりますので。

 

エアブラシに適切なエア圧は?

これも人によって異なります。一般的には0.05MPa~0.1MPaと言われています。私の場合は、0.08MPaで使用しています。人によって異なると言うのが、塗料の濃度、パーツとブラシの距離などが異なるからです。

と言う事で、こちらも慣れと言う事になりますね。

 

エアブラシ塗装での順序

塗装前に試し塗装を行う

まずはパーツの裏で、エア圧、エアボタンの加減を練習します。ブラシとパーツの距離、ボタンの加減が一定し、これだと言う加減が分かった時点で、そのまま表側を塗装します。とにかく、一定の塗装面を作る事を心がけてください。

この一定した押し加減を塗装途中で変えると、塗料を一気に吹き付けてしまうので、注意。ついガクッと押してしまい勝ちです。エアブラシの操作に慣れるまで、塗装途中の過度なボタン操作は避けたほうが懸命です。

 

塗装の順序

まずはパーツの隅や角から塗装してください。面は後に塗装します。
エアブラシで塗装すると、塗料が粉末化して張り付きます。この粉末化塗料を面の部分に塗装すると表面がザラザラになってしまいます。また、エアーで吹き付けて塗装を行いますので、塗料が押されてパーツの端に流れていきます。この状態を避けることも出来ます。

これが終わったら、パーツの面部分へ塗装を行い、表面のザラ付きを整えます。光沢の場合は、てかりが出る様にします。

 

トップコートの塗装

トップコートの塗装については、こちらで解説をしています。

トップコートで仕上げ。何を使えば良いのかな?

 

エアブラシで塗料がくしゃみのように飛び散る

エアブラシで塗装をしている際、くしゃみのように塗料が飛び散る時があります。この様になる原因として以下があります。

・コンプレッサーから圧縮された際、ホース内に水が発生している。
・エア圧が安定していない。
エア圧が弱すぎて、ニードルキャップに塗料が溜まっている。
塗料の濃度が濃すぎて、綺麗にノズルから噴射されていない。

が、これらをいくら調べても解決しませんでした。最初は綺麗に吹いているのに、しばらくすると塗料が飛び散ります。

原因はエアブラシのニードルキャップでした。クレオスのブラシ先端は先割れとなっているのですが、この割れた部分に塗料が溜まり、エアを吹き付けている際に溜まった塗料がくしゃみの様に飛び散っていました。

という事で、ニードルキャップを先割れしていない丸型を購入して装着。問題は起こらなくなりました。

 

エアブラシの細吹き

エアブラシの細吹き。旨い人の作品を見てると、どうやってるんだろう?と悩みます。
上記の項でニードルキャップを交換した事でくしゃみは無くなりましたが、塗料溜まりが出来るとブシュっとなります。もう面倒なんでニードルキャップを外しました。ちなみに先端が出っぱなしになるので注意が必要ですが。

外してみるとおや?な感覚。なんだか塗装しやすいんです。ブラシからの圧がまろやかだし、ブラシ塗装した円形も綺麗だし。

これは?!
細吹きしてみたら綺麗にできました!

今まで、細吹きはコンプレサーの圧を0.03~0.05Mpaで行っていましたが、0.08Mpaの通常塗装の圧で出来た。
うまくできない理由は、ニードルキャップの部分で、エアーが乱反射しているのが原因かもしれませんね。

 

エアブラシ洗浄にキムワイプ

モデラーに人気「キムワイプ」ってどうなの?

 

 

その他の参考記事

●エアブラシには必須「エアテックス・レッドサイクロン」
●ガンプラお勧めのエアブラシ「高儀 EARTH MAN ミニホビーコンプレッサー」
●エアブラシの比較「クレオス Mr.リニアコンプレッサー」

 

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