今回はHGUC1/144ジオングを航空自衛隊・アグレッサー部隊カラーで塗装してみます。アグレッサー部隊とは、軍の演習・訓練において敵部隊をシミュレートする役割を持った専門の飛行隊の事です。航空自衛隊の場合、飛行教導群となります。(MobileSuit : MSN-02 ZEONG)
パステルシャドウで作ってみる
今回のジオングはウェザリングを控えめにして、ウェザリングマスターを使ったパステルシャドウを行います。パステルシャドウとは、パーツのエッジ部分ににウェザリングマスター(パステル)を付着させて、アニメやイラストの様なうなエッジ強調を行うのものです。ウェザリングの一手法ですね。
組み立て
まずは塗り分けを行うパーツ単位に組み立てを行います。
迷彩部の色塗り
①一番上に来る黒い色を塗ります。次に基準にする迷彩部分をマスキングします。今回は後部のスカート部分を迷彩の軸にします。他の迷彩部分はここに基準を合わせてパターンや角度を作っていきます。
こちらでも書いていますが、迷彩塗装のポイントは、自分がイメージする一番の理想的な迷彩パターンを決めておき、一番表現したい箇所へパターンを塗る事です。そこから広げていく感じとなります。
(参考)ガンプラ製作手法「ガンプラ、筆塗りで迷彩塗装」
④再び、マスキングを行い、3番目の色(背景部となる)グレーを塗ります。
⑥デカールを貼り付けます。デカールはハイキューのコーションデカールを使っています。1枚で複数のガンプラに使える量がありますので、重宝しています。
ウェザリングマスターでウェザリング
タミヤ・ウェザリングマスターでパステルシャドウを行います。今回は角の部分のみに塗りました。ウェザリングの加減に合わせて塗ってください。この後トップコートで固定させますが、多少は流れ落ちますので少し濃い目が良いです。また、流れ落ちる際に下地の色になじむので、多少ウェザリングマスターのムラが出ても大丈夫です
トップコートの塗装
つや消しでトップコートを行います。写真の通り、ウェザリングマスターを塗った箇所は適度にボケていますね。この差を覚えておくと、せっかくウェザリングマスターを塗ったのに、全部流れてしまったという悲しい事態を避けることが出来ます。
ジオング・アグレッサー部隊の完成
腕周りをゴールドで塗ったのが正解でした。全体的に映えますね。
電ホビで紹介
電ホビのピックアップで紹介して頂きました。ありがとうございます。
ジオングもめちゃめちゃカッコ良いですね。テクニックもさることながら、センスが良いんだと思います。ここの作品を参考にしながら迷彩にチャレンジしてるのですが、かけ離れてしまって。今回のジオングを拝見して、一番の違いは丁寧さな所みたいです。私は雑だなーって気が付きました。ありがとうございます。
いえいえ、慣れとエアブラシです。ブラシがあれば均一な塗装が出来ますので。でもうれしいです。ありがとうございます。
今、筆塗りのみで迷彩Zガンダムを作成中ですので、しばしお待ちください。